養護老人ホーム「措置機関との情報交換会」
養護老人ホーム 熊谷ホームでは、毎年1回、措置機関の担当者にお集まりいただき、情報交換会を行っています。
養護老人ホームの施設入所は、市区町村の判断で実施する "措置” により行われています。
「老人福祉法」に基づく「養護老人ホーム」として位置づけられ、『身寄りがなく孤立している』『行き場がない』『自分では解決困難な問題を抱えている』等の問題があり、 "経済的にも困窮している方” を受け入れる役割を担っています。
今年の情報交換会には、現在措置のある22市区町村のうち15市区町村、28名のご担当者に参加いただきました。
入居者同士のトラブルであったり、 "周囲からは理解し難い行動や物言い” 等が誤解され、近隣住民の方から苦情をいただいている話など、ご報告させていただきました。
"多様な生活歴や、生き辛さを抱えてきた人たち” が100人近く共同生活している訳ですから、日々何らかのアクシデントが起こります。
施設内だけで問題解決を図ろうとすると、閉鎖的で職員サイドの指導につながりかねません。情報交換会という位置づけで一同に会していただく中で、"共に考えていただく場” をつくることがとても重要だと考えています。
入居者の方々も "職員には言えない愚痴を聞いてもらえる” この日を心待ちにしていました。笑顔あり、涙ありの面接会。
傾聴していただいた担当者の皆様、ありがとうございました。
今後も養護老人ホームを『老人福祉の原点』として捉え、施設の生活支援はもちろん、地域ニーズにおいても応えていきたいと思います。