地元自治会の『夏祭り』
熊谷ホームでは、毎年、地元である新田北部の夏祭りに敷地を解放しています。
7月最終の土曜日に行われるこのお祭りは、自治会・婦人会・育成会の方たちによる年に一度の "大イベント” です。
毎年7月に入ると、施設前の自治会館から "お囃子” が聞こえてきます。
音を耳にすると「お祭りはいつかな?」「お天気は大丈夫かな」と、熊谷ホームのお年寄りもお祭り気分が盛り上がり、この日を楽しみにしていました。
出発の前には、地元「八幡神社」の宮司による安全祈願が執り行われました。参加する大人たち、子供たちに向け「人と人の絆をつなぐ祭事を大切に守っていくことが大事」とのお話がありました。
時間となり、いざ!出発です。
山車には、練習を重ねてきた子供たちが乗り込み "熊谷囃子” を奏でます。熊谷ホームのお年寄りも、元気に出発する子供たちを温かく見送りました。
熊谷囃子は奏でながら進むことで "邪気を払う” と言われています。近隣を廻って熊谷ホームに帰ってくると、お年寄りが "カルピスでおもてなし” を行うのが恒例行事です。
熊谷ホームに到着してからも、お囃子が鳴りやむことがありません。むしろボルテージを上げ、お年寄りの為に大きな音と掛け声で盛り上がりを見せました。
また、日ごろ少しづつ貯めていた小銭をお賽銭箱に奉納し、子供たちが "健康と安全のお祓い” をしてくれるのが "何よりの交流” となっています。
この夏祭りは、世代を超え "共に祈り、共に喜ぶ場” として執り行われており、敷地を提供させていただく事も社会貢献の一つであると思います。
松仁会「熊谷ホーム」が埼玉県より移管を受け、運営を開始してから13回目の夏祭りとなります。
当時、小学生だった子が社会人となって"お囃子会”を結成。小学生に指導している姿に感慨深いものを感じました。
これからも地域の為の施設として、 "地域のお役に立てること” を考えていきたいと思います。