おはぎ作り
特別養護老人ホーム 熊谷ホームでは、お盆を迎え毎年恒例の "ユニットごとのおはぎ作り” を行いました。
かつては、一家の食卓を切り盛りしていた "ベテラン主婦” でもあるお年寄りの皆さんは、職員よりも手慣れた様子で、リズム良く、もち米にあんこを包んでいきます。
「懐かしい。昔は小豆を炊いて、お皿いっぱいに作ったものだ」「お盆には親戚が沢山集まりお墓参りに行った。長男の嫁だから、迎え盆や送り盆、大変だったよ」「うちの両親はねえ・・・。」と昔話に花が咲いていました。
もち米の蒸しあがった香り、柔らかなあんこを手に包む触感、台所や座敷に集まりおはぎを作る光景・・・。甘く懐かしい味覚は「遠い記憶」を思い起してくれたようです。お年寄り皆さんそれぞれの、 "先祖へのご供養” の思いが重なる一日となりました。